紅茶の成分 |
紅茶の成分はいったい何なの? |
★タンニン まず、紅茶の話でよく効く成分があります。「タンニン」です。このタンニンは単一の成分の名前でなくて、多くの植物に含まれている、加水分解をすると水溶性多価フェノール酸を生じる物質の総称です。つまりこのタンニンを水に溶かした水溶液は動物の皮をなめす作用や鉄分と化学反応して黒っぽい色を出したりする植物由来の成分のこといいます。この内お茶のタンニンは「カテキン」と呼ばれているグループに所属しており、主なものでも4種類ほどあります :エピガロ・カテキン・ガレート :エピ・カテキン :エピ・カテキン・ガレート :エピガロ・カテキン このうち「エピガロ・カテキン・ガレート」が量としては一番多く存在し、半分近くを占めています。このカテキンはとても酸化しやすい物質です。これらのカテキン類や酸化重合した物質を総称して茶ポリフェノールとよんでいます。これらは抗菌作用、コレストロールや血圧、血糖値などの上昇を抑える働きがあるといわれており、薬学的な研究が進められています。 |